相模原眼科(神奈川県座間市・小田急相模原駅 徒歩5分)では、網膜に関わるさまざまな症状・疾患の検査・診断に対応しています。網膜は一度傷むと元に戻りにくい組織であり、早期発見・早期治療がとても大切です。このページでは「そもそも網膜とは何か」から、異常が起きたときの症状・検査方法・予防法まで、眼科専門医がわかりやすく解説します。

目次

  1. こんなお悩み・症状はありませんか?
  2. 網膜(もうまく)とは?わかりやすく解説
  3. 網膜に異常が起きるとどうなるか
  4. 網膜に関わる主な病気
  5. 網膜に異常を起こしやすい方・注意すべき方
  6. 網膜の検査方法
  7. 網膜の病気を予防するためにできること
  8. よくあるご質問(FAQ)
  9. 相模原眼科からのメッセージ

こんなお悩み・症状はありませんか?

次のような症状・お悩みはありませんか?

これらの症状やお悩みは、網膜のどこかに異常が起きているサインかもしれません。網膜疾患は進行すると視力や視野に大きな影響を及ぼすため、気になる症状があれば早めに眼科を受診してください。

網膜(もうまく)とは?わかりやすく解説

網膜の位置と役割

網膜は、眼球のもっとも内側を覆う、薄い膜状の神経組織です。厚さは約0.2〜0.3mmしかなく、眼球の内面にカーテンのように貼り付いています。

目をカメラに例えると、

にあたります。どれほど良いレンズがついていても、フィルムが傷んでしまえば写真はきれいに写りません。視力を保つうえで、網膜は極めて重要な役割を担っています。

網膜の構造(10層構造と視細胞)

網膜は顕微鏡で見ると約10層の細胞層から成り立っています。なかでも「光を感じ取る細胞」である視細胞(しさいぼう)は2種類あります。

これらの視細胞が受け取った光の情報は、網膜の中で電気信号に変換され、視神経を通じて脳に伝えられます。

黄斑(おうはん)・中心窩(ちゅうしんか)・周辺網膜

網膜の中でも、場所によって役割が大きく異なります。

部位 位置 役割
中心窩(ちゅうしんか) 黄斑の中心。直径約1.5mm 視力のもっとも鋭い部分。文字を読む・顔を見分けるなど細かい視覚を担う
黄斑(おうはん) 網膜の中央、黄色がかった部分 中心視力と色の識別を担う最重要部位
周辺網膜 黄斑の外側、網膜の大部分 視野の広がりや暗所・動きを感じる。視力そのものは中心部より低い

「中心の視力」は黄斑、「見えている範囲(視野)」は周辺網膜が担っていると考えるとイメージしやすくなります。黄斑にトラブルが起きると、視野の真ん中が見えにくくなり、日常生活への影響が特に大きくなります。

網膜が「見る」ために果たす役割

私たちが「ものが見える」とき、網膜の中では次のような流れが起きています。

  1. 外から入ってきた光が、角膜と水晶体で屈折し、網膜上にピントが合う
  2. 網膜の視細胞(桿体・錐体)が光を感じ取る
  3. 光の情報が網膜内で電気信号に変換される
  4. 電気信号が視神経を通って脳(後頭葉)に伝わる
  5. 脳が情報を処理し、「見えた」と認識する

網膜はこの一連の流れの中で、「光を電気信号に変える変換装置」としての大切な役割を果たしています。

硝子体(しょうしたい)と網膜の関係

網膜の内側、眼球の中身を満たしているのが硝子体(しょうしたい)という透明なゼリー状の組織です。硝子体は眼球の形を保ち、内側から網膜を支える役割を果たしています。

加齢とともに硝子体は少しずつ縮んで水のようにサラサラになり、網膜から離れていきます。これを後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)と呼びます。多くの場合は自然な加齢現象ですが、このときに

といったトラブルにつながることがあります。飛蚊症や光視症が急に増えたときに注意が必要なのは、この硝子体と網膜の「境界」で何かが起きているサインだからです。

網膜に異常が起きるとどうなるか

網膜のどこに、どのような異常が起きるかによって、自覚症状は大きく変わります。代表的な症状を見ていきましょう。

飛蚊症(ひぶんしょう)

明るい場所や白い壁を見たときに、黒い点・糸くず・虫・輪のようなものが視界に浮かんで見える症状です。視線を動かすと一緒に動くのが特徴です。

光視症(こうししょう)

暗い場所や目を閉じたときに、視界の端に稲妻のような光が走って見える症状です。網膜が硝子体によって引っ張られ、光を感じ取る細胞が刺激されることで起こります。

変視症(へんししょう)

まっすぐな線が波打って見える、物が歪んで見える症状です。黄斑部がむくんだり、表面に膜が張ったり、中心に穴があいたりすることで起こります。

視野欠損(しやけっそん)

視界の一部が欠けて見える、暗い影やカーテンがかかったように見える症状です。

中心が見えにくい・暗く見える

見ようとしたところがぼやける・暗く見える・欠けて見える症状です。黄斑の異常によることが多く、

などで生じます。文字が読みづらい・人の顔がぼやけるなど、日常生活への影響が大きい症状です。

急激な視力低下・視界が真っ赤になる

片眼が急に見えなくなる、視界全体が赤く染まるといった症状は、

といった緊急性の高い病気のサインであることがあります。

様子を見ず、できるだけ早く眼科を受診してください。網膜剥離や網膜動脈閉塞症などは、受診の遅れが視力に直接影響することがあります。

網膜に関わる主な病気

網膜に関わる病気は種類が多く、症状の出方・進行のスピード・治療の緊急度も疾患ごとに大きく異なります。なかには放置すると失明につながるものもあれば、気づかないうちに少しずつ視力を奪っていくものもあります。

このセクションでは、代表的な網膜疾患の概要を「こんな症状」「どんな病気か」「注意すべき人」の3点に絞ってご紹介します。詳しい症状・検査・治療法については、各疾患の専用ページをご覧ください。

網膜剥離(もうまくはくり)

こんな症状: 急に飛蚊症(ひぶんしょう)が増えた、視界の端に光が走る(光視症/こうししょう)、視野の一部にカーテンや黒い影がかかったように見える。

どんな病気か: 網膜が眼球の壁からはがれてしまう病気です。はがれた部分は光を感じ取れなくなり、放置すると失明に至ることもある、網膜疾患のなかでも緊急性の高い疾患です。

注意すべき人: 40〜60代の方、強度近視(きょうどきんし)の方、目を強く打った経験がある方、アトピー性皮膚炎のある若年層、血縁に網膜剥離経験者がいる方。

糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)

こんな症状: 初期は自覚症状がほとんどなく、進行すると視力低下、物の歪み、硝子体出血による突然の視力低下が起こります。

どんな病気か: 糖尿病の合併症のひとつで、高血糖により網膜の毛細血管が障害される病気です。日本における成人の失明原因の上位と報告されており、単純網膜症から増殖網膜症へと段階的に進行します。

注意すべき人: 糖尿病歴が5年以上の方、血糖コントロールが不良(HbA1c高値)の方、高血圧・脂質異常症を合併している方、妊娠中で糖尿病を合併している方。

加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)

こんな症状: 視界の中心が歪んで見える、中心が暗く欠けて見える、色が識別しにくい、文字が読みにくい。

どんな病気か: 加齢に伴い黄斑(おうはん/網膜の中心部)に異常が起こる病気で、視力の中心が見えにくくなる疾患です。進行のゆるやかな「萎縮型(ドライ型)」と、出血や浮腫を起こす「滲出型(ウェット型)」に分類されます。

注意すべき人: 50歳以上の方、喫煙者、紫外線を浴びる時間が長い方、緑黄色野菜の摂取が少ない方、家族歴のある方。

網膜静脈閉塞症(もうまくじょうみゃくへいそくしょう)

こんな症状: 片眼の視力が急に低下した、視野の一部が見えにくい、物が歪んで見える(黄斑浮腫を伴う場合)。

どんな病気か: 網膜の静脈が詰まり血液の流れが滞ることで、網膜に出血やむくみ(浮腫)が生じる病気です。詰まる場所により「網膜中心静脈閉塞症(CRVO)」と「網膜静脈分枝閉塞症(BRVO)」に分かれます。

注意すべき人: 50〜80代(特に60〜70代)の方、高血圧・動脈硬化のある方、糖尿病・高脂血症のある方、緑内障のある方。

黄斑円孔(おうはんえんこう)

こんな症状: 視界の中心がぼやけて見える、物が歪んで見える(変視症/へんししょう)、片眼で見ると中心の一部が欠けて見える。

どんな病気か: 網膜の中心である黄斑に小さな穴(円孔)が開いてしまう病気です。加齢によって硝子体(しょうしたい)が縮み、網膜から離れる過程で黄斑が引っ張られて発症します。

注意すべき人: 50〜80代の中高年〜高齢者、やや女性に多い傾向、片眼が黄斑円孔になった方(もう片眼にも10〜15%の発症リスク)、網膜剥離・ぶどう膜炎の既往がある方。

黄斑前膜(おうはんぜんまく/網膜上膜)

こんな症状: 物が歪んで見える、視界の中心がぼやける、文字が読みにくい。進行はゆるやかで、自覚症状が出にくいこともあります。

どんな病気か: 黄斑の表面に薄い膜が張り付き、網膜を引っ張って歪ませる病気です。進行すると視力低下や変視症を引き起こします。「網膜上膜(もうまくじょうまく)」とも呼ばれます。

注意すべき人: 50代以降の中高年、網膜裂孔・網膜剥離の既往がある方、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症など網膜血管疾患のある方、ぶどう膜炎の既往がある方。

硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)

こんな症状: 黒い点や糸くずのようなものが急に見える、赤い霧がかかったように見える、重症例では視界が突然真っ赤になる・ほとんど見えなくなる。

どんな病気か: 硝子体の中に血液が流れ込んだ状態です。病気そのものというより、糖尿病網膜症・網膜裂孔・網膜静脈閉塞症など別の眼疾患が原因で起こる症状であり、背景にある病気の特定が重要です。

注意すべき人: 糖尿病のある方、強度近視の方、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を服用中の方、コンタクトスポーツを行う方、網膜剥離・網膜裂孔の既往がある方。

網膜裂孔(もうまくれっこう)

こんな症状: 飛蚊症が急に増えた・大きくなった、視界の端に光が走って見える(光視症)。視野が欠ける段階に至る前のサインとして重要です。

どんな病気か: 網膜に穴や裂け目ができた状態で、網膜剥離の前段階にあたります。早期にレーザー治療で裂け目の周囲を固めることで、網膜剥離への進行を防げる可能性があります。

注意すべき人: 強度近視の方、後部硝子体剥離(加齢による硝子体の収縮)が起こった方、目を強く打った経験がある方、アトピー性皮膚炎のある若年層、家族に網膜剥離・網膜裂孔の経験者がいる方。

中心性漿液性脈絡網膜症(ちゅうしんせいしょうえきせいみゃくらくもうまくしょう)

こんな症状: 片眼の視界の中心がぼやける、物が歪んで見える、色が薄く見える、中心が暗く感じる。

どんな病気か: 黄斑の下に水がたまり、網膜が部分的に剥離する病気です。多くは自然軽快しますが、再発を繰り返したり長期化したりすると視力に影響が残ることがあります。

注意すべき人: 30〜50代の働き盛り男性に多いのが特徴。ストレス過多の方、睡眠不足の方、ステロイド薬を使用中の方、喫煙者。

関連症状:飛蚊症について

急に飛蚊症が増えた・光視症を伴うような場合は、網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血などの重要なサインのことがあります。飛蚊症そのものの詳しい解説は以下のページをご覧ください。

どの病気か分からない方も、まずは眼底検査を

網膜の病気は、初期には自覚症状が乏しいものや、症状が似通っているものが少なくありません。「飛蚊症が気になる」「最近、物が歪んで見える気がする」といった段階で受診いただくことが、視力を守る最大のポイントです。

自己判断で様子を見ず、気になる症状がある方は眼底検査を受けられることをおすすめします。検査では瞳孔を広げて網膜の状態を詳しく確認し、必要に応じてOCT(光干渉断層計)などの精密検査を行います。

網膜に異常を起こしやすい方・注意すべき方

網膜疾患は誰にでも起こる可能性がありますが、特に次のような方は発症リスクが高く、自覚症状がなくても定期的な検査をおすすめします。

年齢(加齢)

強度近視(きょうどきんし)の方

眼軸(がんじく。眼球の前後の長さ)が長いほど網膜が薄く引き伸ばされているため、

などのリスクが高くなります。コンタクトやメガネの度数が強い方は、定期的な眼底検査を受けてください。

糖尿病・高血圧・脂質異常症のある方

内科で生活習慣病を指摘されている方は、症状がなくても定期的な眼底検査を受けることが推奨されます。

外傷歴・目をぶつけた経験がある方

強く目を打撲したことがある方は、後になって網膜裂孔や網膜剥離を起こすことがあります。コンタクトスポーツ(格闘技・球技など)を行う方も同様です。

家族歴のある方

網膜剥離・加齢黄斑変性・一部の遺伝性網膜疾患などは、血縁者に経験者がいると発症リスクが高くなることが知られています。

喫煙者

喫煙は加齢黄斑変性の主要な修正可能リスク要因のひとつと報告されています。また糖尿病網膜症・網膜血管疾患のリスクも高めると考えられています。

定期検診の重要性

網膜疾患の多くは、初期には自覚症状が出にくいという特徴があります。気づいたときには進行しているケースも少なくありません。

網膜の検査方法

当院では、症状や目の状態に応じて以下の検査を組み合わせ、網膜の状態を総合的に評価します。

眼底検査(がんていけんさ)

瞳孔(どうこう)を通して、網膜・視神経・網膜血管・黄斑の状態を直接観察する基本検査です。必要に応じて散瞳薬(さんどうやく。瞳を広げる点眼薬)を使用し、より広い範囲の網膜を詳しく観察します。

散瞳後は数時間、まぶしさ・近くの見えにくさが続きます。当日の車・バイク・自転車の運転は控えていただきます。

OCT(光干渉断層計/こうかんしょうだんそうけい)

網膜の断面を非接触で撮影できる検査です。黄斑のむくみ・黄斑円孔・黄斑前膜・網膜剥離などの診断に欠かせない検査で、ミクロン単位で網膜の層構造を確認できます。痛みや負担がほとんどなく、短時間で終わります。

蛍光眼底造影(けいこうがんていぞうえい)

腕の血管から造影剤を注射し、網膜の血管の流れや漏れを時系列で撮影する検査です。糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症・加齢黄斑変性など血管異常の評価に用います。造影剤使用のため、必要性を慎重に判断して実施します。

視野検査(しやけんさ)

見えている範囲と、見えにくい部分を調べる検査です。網膜疾患だけでなく緑内障の評価にも用いられます。機械の中の小さな光に反応する形で行い、片眼ずつ数分〜十数分かかります。

超広角眼底撮影

通常の眼底カメラよりもはるかに広い範囲(網膜の周辺部まで)を一度に撮影できる検査です。周辺部の網膜裂孔や出血など、通常の眼底検査で見逃されやすい病変の発見に役立ちます。

そのほか

症状や疑われる病気に応じて、必要な検査を組み合わせてご案内いたします。

保険診療と自由診療について

網膜疾患の検査・診断・多くの治療は保険診療の対象です。一部の特殊検査や予防目的のドック的な検査などは自由診療となる場合があります。費用・内容については診察時にお伝えしますので、ご不明点があればお気軽にお尋ねください。

網膜の病気を予防するためにできること

網膜疾患には加齢や遺伝など避けられない要因もありますが、生活習慣と定期検診によってリスクを下げることは可能です。

1. 禁煙

喫煙は加齢黄斑変性・糖尿病網膜症・網膜血管疾患すべてのリスクを高めます。本人だけでなく受動喫煙も同様です。禁煙は網膜の健康にとってもっとも効果的な予防策の一つです。

2. 血糖・血圧・コレステロールの管理

内科と眼科の連携が、網膜を守る大切なポイントです。

3. 紫外線・強い光から目を守る

外出時のサングラス・UVカット眼鏡の活用や、つばのある帽子の着用で、紫外線から網膜を守りましょう。スマートフォンやPCを長時間使うときは、適度な休憩(20〜30分ごとに遠くを見る)も心がけてください。

4. バランスの良い食事

緑黄色野菜(ほうれん草・ケールなど)に含まれるルテイン・ゼアキサンチン、魚に多く含まれるDHA・EPAは、網膜の健康維持に関わることが研究で報告されています。特定のサプリメントに頼る前に、まずは食事全体のバランスを見直すことが基本です。

5. 強度近視の方は定期検査を

近視が強い方は網膜が薄くなりやすいため、自覚症状がなくても定期的な眼底検査を受けてください。

6. 急な症状が出たら「すぐ」受診

以下のような症状は様子を見ず、できるだけ早く眼科を受診してください。

網膜剥離などは時間との勝負になるケースがあり、受診の遅れが視力に影響することがあります。

よくあるご質問(FAQ)

飛蚊症はすべて病気なのでしょうか?
いいえ、多くは加齢に伴う生理的飛蚊症で、病気ではありません。しかし、急に数が増えた・形が変わった・光視症を伴う・視野の一部が欠けるといった変化がある場合は、網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血の可能性があるため、早急に眼底検査を受けてください。
何歳から眼底検査を受けたほうがよいですか?
症状がなくても40歳を過ぎたら1年に1回程度の眼底検査をおすすめしています。糖尿病・高血圧・強度近視・家族歴のある方は年齢にかかわらず定期受診が望ましく、糖尿病の方は年1〜2回の検査が推奨されます。
自覚症状がなければ網膜の病気は心配いらないですか?
心配がないとは言えません。 糖尿病網膜症・初期の加齢黄斑変性・周辺部の網膜裂孔などは、初期にはほとんど自覚症状がないことが多い病気です。気づいたときには進行しているケースもあるため、リスクのある方は定期的な検査が大切です。
近視が強いのですが、網膜の病気になりやすいですか?
強度近視の方は網膜が薄く引き伸ばされているため、網膜裂孔・網膜剥離・近視性黄斑変性などのリスクが一般の方より高くなります。コンタクトやメガネの度数が強い方は、自覚症状がなくても年1回の眼底検査をおすすめします。
眼底検査は痛いですか?時間はどのくらいかかりますか?
眼底検査そのものに痛みはありません。散瞳薬を使用する場合、点眼後30分ほどで瞳が十分に広がり、そこから検査を行います。検査自体は数分で終わりますが、散瞳後数時間はまぶしさ・近くの見えにくさが続くため、当日の車・バイク・自転車の運転は控えていただきます
片眼だけ見え方がおかしいのですが、もう片眼で見えていれば様子を見てもよいですか?
いいえ、おすすめできません。両眼で見ていると片眼の異常に気づきにくく、片眼を隠して初めて異常に気づくことが少なくありません。片眼に変視症・視野欠損・視力低下がある場合は、自己判断せず早めに受診してください。
網膜の病気の治療は保険でできますか?
網膜剥離・糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症・黄斑円孔・黄斑前膜などに対する検査・手術・薬物治療は保険診療の対象です。高額療養費制度の対象となる場合も多くあります。当院では保険診療と自由診療の区別を診察時にわかりやすくご説明いたします。

網膜の病気でお悩みの方へ|相模原眼科からのメッセージ

網膜は一度傷むと元に戻りにくい、とても繊細な組織です。だからこそ早期発見・早期治療が視力を守る最大の鍵となります。

飛蚊症・光視症・視野の異常・物の歪み・中心の見えにくさ――こうした症状は「年のせい」で片付けず、一度眼科で検査を受けていただくことをおすすめします。また、糖尿病・高血圧・強度近視など網膜疾患のリスクが高い方は、自覚症状がなくても定期的な検査を心がけてください。

当院では、院長 岡野喜一朗(日本眼科学会 眼科専門医)が丁寧な検査と診断のもと、患者さまお一人おひとりの状態に応じたご説明・治療方針のご提案を行います。「まだ大丈夫」と思わず、気になる症状があればお早めにご相談ください。