このページの目次

  1. こんな症状・お悩みはありませんか?
  2. 飛蚊症とは?
  3. 原因別の2種類(生理的/病的)
  4. 病的飛蚊症の危険サイン
  5. 病的飛蚊症の背景疾患
  6. リスクファクター
  7. 検査方法
  8. 治療法
  9. 受診の目安
  10. よくあるご質問
  11. 関連ページ

こんな症状・お悩みはありませんか?

  • 明るい場所や白い壁を見ると、黒い点・糸くず・輪が視界に浮かんで見える
  • 視線を動かすと、浮遊物も一緒について動くように感じる
  • ここ数日〜数週間で、急に飛蚊症の数が増えた・大きくなった
  • 暗い場所や目を閉じたときに、稲妻のような光(閃光)が走る
  • 視野の一部が欠けて見える・カーテン状の影がかかる
  • 片眼だけ急に見えにくい・視界が赤っぽく霞む
  • 強度近視である/目を強く打った経験がある/アトピー性皮膚炎がある
  • 糖尿病・高血圧など全身疾患があり、定期的な眼底検査を受けていない
  • 「年のせい」と言われたが、このままにして大丈夫か心配
  • 家族に網膜剥離の経験者がいる

これらの症状は、加齢による生理的な飛蚊症のことも多いのですが、なかには網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血などの病的飛蚊症が隠れている場合もあります。自覚症状だけで病的か生理的かを自己判断することは困難です。「急に増えた」「光が走る」「視野が欠ける」のいずれかが当てはまる方は、自己判断で様子を見ず、できるだけ早く眼底検査を受けてください。

飛蚊症とは?

飛蚊症(ひぶんしょう)とは、明るい場所や白い壁・青空を見たときに、黒い点・糸くず・虫・輪のような影が視界に浮かんで見える症状を指す総称です。視線を動かすと影も一緒に動き、じっと見ようとするとスッと逃げるように動くのが特徴です。

「何か虫が飛んでいる」ように見えるためこの名前が付きましたが、実際には眼球の中を満たす硝子体(しょうしたい)という透明なゼリー状の組織の中に、細かな濁りや繊維成分の影が生じ、それが網膜(もうまく)に投影されることで起こります。

飛蚊症は「症状」であり、病気そのものではない

飛蚊症は疾患名ではなく、あくまで「症状の名前」です。大切なのは、その背景に加齢による自然な変化(生理的飛蚊症)があるのか、それとも網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血などの病気(病的飛蚊症)が隠れているのかを、眼科で見分けることです。

飛蚊症は年齢を重ねれば誰にでも起こりうる症状ですが、「病気が隠れていないか」を確認することに大きな意味があります。自覚症状から病的か生理的かを自己判断することは困難なため、初めて出現したとき・急に悪化したときは必ず眼底検査を受けましょう。

ポイント:飛蚊症の診察で大切なのは「硝子体の濁りを消すこと」ではなく、「背景に病気が隠れていないか」を確認することです。特に初回出現時・急な変化時は、散瞳眼底検査で網膜の状態をすみずみまで確認します。

原因別の2種類 — 生理的飛蚊症と病的飛蚊症

飛蚊症は、その原因によって大きく「生理的飛蚊症」と「病的飛蚊症」の2つに分けられます。生理的飛蚊症は基本的に治療不要ですが、病的飛蚊症は原因疾患の早期治療が必要です。両者の違いを理解することが、受診の判断に役立ちます。

分類 主な原因 特徴 対応
生理的
飛蚊症
加齢に伴う後部硝子体剥離、硝子体の生理的な混濁、生まれつき硝子体に残る繊維成分 浮遊物の数・大きさが安定しており、光視症や視野欠損を伴わない 基本的に経過観察。症状の変化時に再受診
病的
飛蚊症
網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血・ぶどう膜炎など、治療を要する疾患 急な増加・閃光(光視症)・視野欠損を伴うことが多い 原因疾患の治療が必要(レーザー・手術等)

生理的飛蚊症の代表例 — 後部硝子体剥離

加齢とともに硝子体は少しずつ縮んで水のようにサラサラになり、やがて網膜から離れていきます。これを後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)と呼び、50〜60代以降の多くの方に見られる自然な加齢現象です。離れるときに硝子体の膜や線維成分が影となって、飛蚊症として自覚されます。

後部硝子体剥離による飛蚊症の多くは、数週間〜数か月かけて脳が浮遊物に慣れ、気にならなくなる方が大半です。ただし、後部硝子体剥離が起こるときに網膜が強く引っ張られ、網膜裂孔ができる場合もあるため、初めて飛蚊症を自覚したときは一度必ず眼底検査を受けることが重要です。

また、若年者に見られる飛蚊症のなかには、生まれつき硝子体に残った胎生期の繊維成分(先天的な混濁)による場合もあります。こちらも変化がなければ経過観察で問題ありません。

病的飛蚊症の代表例

後部硝子体剥離が起こる際に、硝子体と網膜が強く癒着している部分で網膜が引っ張られ、裂け目(網膜裂孔)ができることがあります。裂け目から液化した硝子体が網膜の下に入り込むと網膜剥離へと進行し、放置すると失明に至る恐れがあります。

また、網膜血管が破れて硝子体の中に出血が起こると硝子体出血となり、急に多数の黒い点・赤い霧・視界全体の暗さとして自覚されます。ぶどう膜炎(眼内の炎症)でも炎症細胞が硝子体に浮かび、飛蚊症として感じられます。

病的飛蚊症の危険サイン

以下のような変化がある場合、網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血などの病気が隠れている可能性があります。「いつものことだから」と自己判断せず、できるだけ早く眼科を受診してください。

見逃してはいけない4つのサイン

  • 飛蚊の急増・大型化:昨日までと比べて明らかに数が増えた、粒が大きくなった、黒い墨のような影が突然現れた
  • 光視症(こうししょう):暗い場所や目を閉じたときに、視界の端に稲妻のような閃光が繰り返し走る
  • 視野の一部欠損・カーテン状の影:見える範囲の一部が黒い膜・カーテンで覆われたように欠ける
  • 視力の急激な低下:片眼が急にかすむ・見えなくなる、視界全体が赤っぽく霞む

これらのサインは、網膜裂孔が網膜剥離に進行しつつある、あるいは硝子体出血が起きている可能性があります。網膜剥離は時間との勝負で、黄斑(中心視力を担う部位)まで剥離が及ぶ前に手術できるかどうかが視力予後を大きく左右します。「様子を見てから」ではなく、できる限り早い受診が重要です。

飛蚊症・光視症のみの段階(網膜裂孔の時点)で受診できれば、外来でのレーザー光凝固術のみで網膜剥離への進行を防げる可能性があります。視野欠損が出てからでは入院・手術が必要になるケースがほとんどです。

当日受診を検討すべきケース:上記4つのうちいずれか一つでも当てはまる場合、当日〜翌日の受診をおすすめします。夜間・休日など当院が診療していない時間帯は、救急対応可能な近隣の眼科・総合病院の眼科救急・#7119(救急安心センター事業)をご利用ください。

病的飛蚊症の背景にある主な疾患

病的飛蚊症の背景には、治療が必要な網膜・硝子体の病気があります。ここでは代表的な4疾患の概要をご紹介します。詳しくは各疾患ページをご覧ください。

網膜裂孔(もうまくれっこう)

網膜に小さな穴や裂け目ができた状態です。網膜剥離の前段階にあたり、早期にレーザー光凝固術で治療することで、網膜剥離への進行を防げる可能性があります。飛蚊症の急増・光視症が典型的な初期症状です。

網膜剥離(もうまくはくり)

網膜が眼球の壁からはがれる病気で、放置すると失明に至る恐れのある緊急疾患です。飛蚊症の急増・光視症・視野欠損(カーテン様の影)が代表的なサインで、緊急手術が必要になることもあります。中高年や強度近視の方で発症頻度が高まります。

硝子体出血(しょうしたいしゅっけつ)

硝子体の中に血液が流れ込んだ状態です。黒い点が急に増える・赤い霧が見える・重症例では突然視力が大幅に低下することがあります。糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症・網膜裂孔などが原因となります。

ぶどう膜炎

眼内に炎症が起こり、炎症細胞が硝子体に浮かんで飛蚊症として感じられます。視力低下・充血・眼痛を伴うこともあり、サルコイドーシス・ベーチェット病・原田病など、全身疾患が関与することもあります。

飛蚊症・病的飛蚊症のリスクファクター

飛蚊症は誰にでも起こり得ますが、とくに以下の条件に当てはまる方は、病的飛蚊症(網膜裂孔・網膜剥離など)のリスクが高いと考えられています。自覚症状がなくても定期的な眼底検査が推奨されます。

加齢(40代以降)

後部硝子体剥離は50代前後で多くの方に起こります。剥離が起こるタイミングで網膜裂孔を合併することがあるため、40代以降で新規に飛蚊症を自覚した方は、一度は眼底検査を受けることをおすすめします。

強度近視

強度近視(一般的に -6D 以上)の方は、眼軸が長く網膜が薄く引き伸ばされているため、網膜裂孔・網膜剥離のリスクが一般の方より高いと報告されています(目安として、一般の方の数倍程度と報告する文献もあります)。若年でも飛蚊症が出たら必ず検査を受けてください。

眼外傷の既往

目を強く打ったり、ボールが当たった経験がある方は、受傷直後だけでなく数年〜数十年後に網膜裂孔・網膜剥離を発症することがあります。コンタクトスポーツ(ボクシング・サッカー・野球・バスケットボール等)を行う方も同様のリスクがあります。

眼内手術後

白内障手術・硝子体手術などの眼内手術後は、硝子体の状態が変化することで、後部硝子体剥離や網膜裂孔のリスクが一時的に高まることが知られています。特に強度近視の方が白内障手術を受けた後は、術後も定期的な眼底検査が推奨されます。

糖尿病

糖尿病網膜症が進行すると、網膜の新生血管から出血しやすくなり、硝子体出血として突然の飛蚊症・視力低下を引き起こすことがあります。糖尿病のある方は、症状がなくても年1〜2回の眼底検査が重要です。

アトピー性皮膚炎

顔をこする・たたくといった動作が多いアトピー性皮膚炎の方は、若年でも網膜裂孔・網膜剥離(若年性網膜剥離)を起こすことが知られています。10〜30代の比較的若い世代で発症するのが特徴です。目の違和感があればすぐ眼科へ。

その他のリスク

飛蚊症の検査方法

飛蚊症の診察では、「生理的飛蚊症か、それとも病的飛蚊症か」を見極めることがもっとも重要です。そのために以下の検査を組み合わせて行います。いずれも痛みを伴わない検査です。

STEP 01 問診

飛蚊の形・数・出現時期・急な変化の有無・光視症や視野欠損の有無・既往歴(強度近視、外傷、全身疾患、家族歴)を詳しく伺います。症状の経過を正確に把握することが、病的か生理的かの判断に直結します。

STEP 02 視力検査・屈折検査

裸眼・矯正視力を測定し、左右差や急な視力低下がないかを確認します。視力低下を伴う場合は背景疾患を積極的に疑います。屈折検査で強度近視の有無も確認します。

STEP 03 細隙灯顕微鏡検査

目の前面から硝子体前方・水晶体の状態を顕微鏡で観察します。炎症細胞の有無や、前房出血・水晶体の混濁などを確認します。

STEP 04 眼底検査(散瞳検査)

散瞳薬(さんどうやく/瞳を広げる点眼)で瞳孔を広げ、網膜・網膜周辺部・黄斑・視神経を詳しく観察します。網膜裂孔・網膜剥離の発見にはこの検査が必須です。周辺部の小さな裂孔は散瞳しなければ見つけられません。

STEP 05 超広角眼底撮影

通常の眼底カメラよりはるかに広い範囲(網膜の周辺部まで)を一度に撮影できる検査で、末梢の網膜裂孔や出血の発見に有用です。経時的な変化の比較にも役立ちます。

STEP 06 OCT(光干渉断層計)

網膜の断面をミクロン単位で撮影する非接触検査です。黄斑のむくみ・網膜剥離・硝子体と網膜の境界の状態(後部硝子体剥離の進行状況)を精密に評価します。

散瞳検査を受ける方へ:散瞳薬使用後は3〜5時間ほど、まぶしさ・近くの見えにくさが続きます。当日の車・バイク・自転車の運転は控えていただきます。可能であれば公共交通機関でのご来院、またはご家族の送迎をご利用ください。

飛蚊症の治療法

治療方針は「生理的飛蚊症」か「病的飛蚊症」で大きく異なります。当院では検査で原因を特定したうえで、それぞれに応じた治療をご提案します。

保険診療 飛蚊症の検査、および病的飛蚊症に対するレーザー治療・手術はすべて保険診療の対象です。

1. 生理的飛蚊症 — 基本は経過観察

後部硝子体剥離や加齢による硝子体混濁が原因の生理的飛蚊症は、基本的に治療は不要です。硝子体の濁りそのものを取り除く薬はなく、無理に治療するメリットよりリスクが上回るためです。多くの方は数週間〜数か月で脳が浮遊物に慣れ、気にならなくなっていきます。

ただし「最初に網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血が隠れていないこと」を確認することが大切です。そのうえで、もし症状が急に変化した場合(数が増えた/光が走るなど)は再度受診していただきます。

2. 病的飛蚊症 — 原因疾患に対する治療

背景に病気が見つかった場合は、その疾患に応じた治療を行います。いずれも保険診療の対象です。

当院の方針について:生理的飛蚊症に対して硝子体の濁りをレーザーで分解する「YAGレーザー硝子体融解術(いわゆるレーザー飛蚊症治療)」を自由診療で提供している施設もありますが、科学的エビデンスが限定的な治療法であり、適応は慎重に検討する必要があります。当院では、まずは眼底検査で病的な原因がないことを確実に確認したうえで、基本的には保険診療の範囲で経過観察・原因治療を行う方針としています。

当院の対応について

当院(相模原眼科)では、院長 岡野喜一朗(日本眼科学会 眼科専門医)が飛蚊症の診断・網膜裂孔段階のレーザー治療を担当しています。「急に飛蚊症が増えた」「光視症が続く」「視野が欠けてきた」など、病的飛蚊症が疑われる症状がある方には、当日の診察枠を優先的にご案内します。まずはお電話でご相談ください。

受診の目安 — 迷ったときの判断基準

飛蚊症は「様子を見てよいケース」と「すぐ受診すべきケース」がはっきり分かれます。以下を参考に、ご自身の状況に近いものを確認してください。

即受診(当日〜翌日)が必要なケース

  • 飛蚊が急に数が増えた・大きくなった(昨日までと明らかに違う)
  • 視界の端に稲妻のような光(光視症)が繰り返し走る
  • 視野の一部にカーテン・黒い影がかかり、見えない範囲がある
  • 片眼の視力が急に落ちた/視界全体が赤っぽく霞む

これらは網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血のサインの可能性があります。早い治療ほど視力予後が良好です。

通常受診(数日〜1週間以内)で問題ないケース:

  • 以前から飛蚊症があり、数・形・大きさが安定しており大きな変化はない
  • 光視症や視野の欠損はなく、視力も保たれている
  • ただし「一度しっかり検査しておきたい」と感じている

このような方は、通常診療の時間帯にゆっくり検査を受けていただけます。WEB予約・お電話・LINEからご予約ください。

定期検査が推奨される方:

  • 強度近視の方(年1回の眼底検査)
  • 糖尿病のある方(年1〜2回)
  • 過去に網膜裂孔・網膜剥離のレーザー治療や手術を受けた方
  • 片眼が網膜剥離になったことがある方(反対眼のリスクが高いため)
  • 家族に網膜剥離の経験者がいる方

上記に当てはまる方は、自覚症状がなくても定期的な眼底検査をおすすめしています。

当院の受診方法

よくあるご質問(FAQ)

Q. 飛蚊症は治りますか?

A. 加齢に伴う生理的飛蚊症は、硝子体の濁り自体が完全に消えるわけではありませんが、時間の経過とともに脳が浮遊物に慣れ、気にならなくなっていく方が大半です。一方、病的飛蚊症(網膜裂孔・網膜剥離・硝子体出血など)は、原因疾患に対する治療(網膜光凝固・硝子体手術など)を行うことで、視力の保護・改善が期待できます。まずは眼底検査で「どちらのタイプか」を見極めることが大切です。

Q. 病院に行くべきタイミングは?

A. 初めて飛蚊症を自覚したときは、一度は眼底検査を受けることをおすすめします。そのうえで、以下のいずれかに当てはまる場合は当日〜翌日の受診をご検討ください。飛蚊が急に増えた・大型化した/稲妻のような光(光視症)が繰り返し見える/視野の一部が欠けて見える・カーテン状の影がある/片眼の視力が急に落ちた――これらは網膜裂孔・網膜剥離のサインのことがあり、早く治療するほど視力予後が良くなります。

Q. 飛蚊症は目薬で治りますか?

A. 現時点で、硝子体の濁りそのものを取り除ける点眼薬はありません。市販の疲れ目用の点眼薬で「かすみ」が一時的に和らぐことはありますが、飛蚊症の原因治療にはなりません。自己判断で点眼薬を使い続けるよりも、まずは眼底検査で原因を特定することをおすすめします。生理的飛蚊症と確認できれば、安心して様子を見ていただけます。

Q. ストレスで飛蚊症はひどくなりますか?

A. ストレスそのものが硝子体の濁りを増やすという直接的な医学的根拠は確立されていません。ただし、睡眠不足や疲労時には目の奥の感覚に意識が向きやすく、もともとあった浮遊物を強く感じるようになることはあります。また、ストレス下で発症しやすい病気(中心性漿液性脈絡網膜症など)もあります。気になる変化があれば、自己判断せず一度検査を受けてください。

Q. 強度近視ですが定期検査は必要ですか?

A. 必要です。強度近視の方は眼球の前後方向の長さ(眼軸)が長く、網膜が薄く引き伸ばされているため、網膜裂孔・網膜剥離・近視性黄斑変性などのリスクが一般の方より高いことが知られています。自覚症状がない場合でも、年1回を目安に眼底検査(可能であれば散瞳検査)を受けることをおすすめします。メガネやコンタクトレンズの度数が強い方は、定期チェックの一環として眼底検査も検討してください。

Q. 目を休めれば飛蚊症は治りますか?

A. 生理的飛蚊症の場合、目を休めることで浮遊物そのものが減るわけではありませんが、疲労が和らぐと気にならなくなる方は多いです。一方、病的飛蚊症は休養では改善せず、むしろ進行することがあります。「休んでも変わらない」「急に増えた」「光が走る」といった場合は、休養ではなく速やかな受診が必要です。

Q. 片眼だけ飛蚊症がありますが、もう片方も検査したほうがいいですか?

A. はい、おすすめします。片眼に網膜裂孔・網膜剥離の既往がある方は、反対眼にも同じトラブルが起こるリスクが高いことが知られています。また、両眼で物を見ていると片眼の異常に気づきにくいため、検査時にはもう片方の眼も一緒に評価します。強度近視・外傷歴・家族歴のある方は、無症状でも両眼の定期検査を習慣にしてください。

Q. 受診時に付き添いは必要ですか?

A. 初診で散瞳眼底検査を行うため、検査後は数時間まぶしさ・近くの見えにくさが続きます。当日の車・バイク・自転車の運転は控えていただくため、ご家族の送迎や公共交通機関でのご来院をおすすめします。網膜剥離が疑われ手術が必要と判断された場合、紹介先の病院への移動や入院手続きなどにも付き添いがあると安心です。