手術について

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手術について

日帰り対応・保険診療

白内障手術

目次
このページは「白内障手術を検討中の方」向けに、費用・レンズ・手術の流れに特化してご案内しています。白内障の症状・原因・検査の詳細については、白内障の解説ページをご参照ください。

手術が必要なタイミング

白内障手術のタイミングのイメージ
白内障は初期であれば点眼での進行抑制が可能ですが、視力低下が日常生活に影響する段階では、手術が根本的な治療となります。「運転や仕事に支障が出てきた」「眼鏡を変えても見えにくい」と感じ始めたタイミングが、手術をご検討いただく目安です。

適切なタイミングは一人ひとりの生活状況によって異なります。診察で現状を確認したうえで、医師とご相談ください。

白内障手術の方法(超音波乳化吸引術)

白内障手術のイメージ
現在主流となっている白内障手術は「超音波水晶体乳化吸引術(PEA)+眼内レンズ挿入術」です。濁った水晶体を超音波で砕いて吸引し、そのスペースに人工の眼内レンズ(IOL)を挿入します。

切開創は約2〜3mmと小さく、縫合を必要としないことが多いため、身体への負担が少ない手術です。片眼の手術時間は約10〜20分で、日帰り対応が可能です。
  • 所要時間:片眼あたり約10〜20分
  • 麻酔:点眼麻酔(希望に応じて笑気麻酔の併用も可能)
  • 入院:不要(日帰り手術)
  • 切開創:約2〜3mm(多くの場合、縫合不要)
  • 保険適用:あり

白内障手術の費用(料金表)

白内障手術は保険適用の治療です。単焦点レンズは保険でカバーされ、多焦点レンズは選定療養となりレンズ差額のみ自費で対応できます(全額自費ではありません)。以下は片眼・税込・当日窓口負担の目安です(2026年4月時点)。
レンズ種別自己負担1割自己負担3割備考
単焦点レンズ(保険適用)約15,000〜18,000円約45,000〜55,000円手術料・材料費・術後診察料込み
乱視矯正(トーリック)単焦点(保険適用)約18,000円約55,000円強い乱視がある方向け
多焦点レンズ(2焦点/選定療養)保険分+約120,000〜180,000円保険分+約120,000〜180,000円手術料は保険、レンズ差額のみ自費
多焦点レンズ(3焦点・連続焦点/選定療養)保険分+約200,000〜300,000円保険分+約200,000〜300,000円眼鏡依存度を抑えたい方向け
上記は2026年4月時点の目安です。使用レンズ・乱視の有無・追加検査により変動します。正確な費用は初診時にご案内しますので、ご不明な点はお気軽にご相談ください。

高額療養費制度

1か月の医療費自己負担額が一定の上限を超えた場合、「高額療養費制度」により超過分が払い戻される仕組みがあります。所得区分により上限額が異なり、両眼手術や他の医療費と合算することで、実質負担を大きく軽減できます。以下は一般的な区分の一例です。
年齢・所得区分自己負担上限額(月額)の目安補足
70歳未満/年収約370〜770万円80,100円+(医療費−267,000円)×1%多くの会社員の方が該当
70歳未満/年収約370万円以下57,600円住民税課税世帯
70歳未満/住民税非課税世帯35,400円低所得者区分
70歳以上/一般所得外来18,000円/入院57,600円70歳以上はさらに負担が軽減
70歳以上/住民税非課税世帯外来8,000円/入院24,600円低所得者区分Ⅱ
上記は目安です。詳細はご加入の健康保険組合・市区町村窓口にご確認ください。

限度額適用認定証を事前に取得すれば、窓口で上限額以上を支払う必要がありません。
医療費控除で確定申告すると、一部還付が受けられる場合があります。
民間医療保険は「手術給付金」の対象になる商品が多数あります。ご加入の保険内容をご確認ください。

レンズの選び方(単焦点 vs 多焦点)

単焦点・多焦点眼内レンズの比較イメージ
眼内レンズ(IOL)は一度入れると基本的に生涯使うものです。日々のライフスタイルや「眼鏡への抵抗感」が、レンズ選定の大きなポイントになります。

相模原眼科では複数メーカー・グレードのレンズから、乱視・角膜形状・生活スタイルを総合的に判断し、最適なレンズをご提案します。
比較項目単焦点レンズ多焦点レンズ
費用保険適用のみ選定療養(レンズ差額+12〜30万円程度)
ピント1点(遠方または近方を選択)複数距離(遠・中・近)
術後の眼鏡必要(読書/遠方のどちらかに)多くは不要、または補助的に使用
見え方のクリアさ◎ 非常にクリア○(軽いにじみ・光のわっかが出る場合あり)
夜間運転○(ハロー・グレアが気になる場合あり)
向く方眼鏡併用OK/クリアさを最優先したい方眼鏡依存度を減らしたい/アクティブな方

多焦点レンズが向いている方

  • 眼鏡の掛け替えが面倒/スポーツ・運転・旅行で眼鏡を外したい方
  • スマートフォン・PC・書類を眼鏡なしで見たい方
  • ゴルフ・車の運転・料理など、距離の異なる作業を頻繁にされる方

単焦点レンズが向いている方

  • 手術費用を抑えたい(保険適用のみで済ませたい)方
  • 夜間運転の頻度が多く、光のにじみ・ハローを避けたい方
  • 眼鏡を長年使用していて抵抗がない方
相模原眼科では、患者さまに無理に多焦点レンズをおすすめすることはありません。生活習慣や仕事内容をうかがいながら、納得いただいたうえで一緒にレンズを決めていきます。

日帰り手術の流れ

相模原眼科の白内障手術は、初診から術後フォローまで通院5〜6回で完結します。ご家族の付き添いは手術当日のみで構いません。
STEP1

初診・術前検査(手術の約2〜4週間前)

初診・検査のイメージ

視力・眼圧・眼底・角膜形状・眼軸長などを測定し、手術適応とレンズ度数を決定します。所要時間は60〜90分です。散瞳を行うため、車・バイクでのご来院はお控えください。

STEP2

レンズ選定・最終確認(手術の約1〜2週間前)

レンズ選定のイメージ
詳細な検査でレンズ候補を絞り込み、医師と相談しながら最終決定します。血圧測定など術前の全身状態も確認します。手術3日前から感染予防の抗菌点眼(1日4回)をご自宅で実施いただきます。
STEP3

手術当日(片眼10〜20分)

手術当日のイメージ
来院後、散瞳・麻酔点眼を行い手術室へ。仰向けで点眼麻酔のみの手術です。術後は院内で30〜60分休憩し、状態を確認してから帰宅していただきます。ご家族の送迎をお願いしています。
STEP4

術後の検診(翌日・3日目・1週間後)

術後検診のイメージ
感染症の有無・視力・眼圧を確認します。術後点眼を2〜3ヶ月間継続していただきます。この期間は洗顔・アイメイク・激しい運動を控えるなどの注意があります。
STEP5

1ヶ月後の定期検査

定期検査のイメージ
視力の安定を確認します。反対眼の手術を希望される場合は、1〜4週間空けてから対応します。術後の見え方やお悩みがあれば、このタイミングでご相談ください。
手術後1週間以内の生活で気を付けていただくこと
・洗顔・洗髪:首から下のシャワーはOK、洗顔は医師の指示が出るまでお控えください
・目をこすらない/汚れた手で目に触れない
・重いものを持つ・激しい運動・水泳は1〜2週間お控えください
・メイク・アイメイクは1週間お控えください
・車・自転車の運転は医師の許可が出るまでお控えください

麻酔と術中の痛み

術中の安心サポートのイメージ
相模原眼科の白内障手術は点眼麻酔が基本です。注射ではないため、麻酔自体の痛みがなく、術後すぐに目を動かせます。

痛みの感じ方

  • 手術中:明るい光/水が流れる感覚/軽い圧迫感程度。鋭い痛みはほとんどありません
  • 手術直後:ゴロゴロ感・軽い違和感(数時間で軽快することが多い)
  • 翌日以降:ほぼ痛みはありません

緊張が強い方へ(笑気麻酔オプション)

「手術が怖くて眠れない」「緊張で震えてしまう」という方には、笑気麻酔(鼻から吸入する麻酔ガス)をご用意しています。意識を保ったままリラックスでき、術後の回復も比較的早いため、日帰り手術に適しています。ご希望の方は診察時にお申し出ください。

合併症とリスク管理

白内障手術は、世界で多く行われている確立された眼科手術ですが、どのような手術にもリスクはあります。相模原眼科では以下の合併症の発生を最小化するためのプロトコルを徹底しています。
合併症発生頻度(目安)相模原眼科の対策
後発白内障術後数ヶ月〜数年で約20%YAGレーザーで数分の外来処置(保険適用)で対応
術中後嚢破損約1〜2%術者経験に基づき眼内レンズ挿入法を柔軟に対応
術後眼内炎(感染)約0.05%術前抗菌点眼+手術室清浄度管理+術中抗菌剤
術後乱視の残存個人差あり術前に角膜形状解析+必要に応じ乱視矯正レンズ
ドライアイの悪化一時的に頻度が高い術前ドライアイ治療+術後の点眼サポート
眼圧上昇まれに一時的に上昇術後検診で眼圧を継続確認し、必要に応じ点眼で管理

術後の緊急連絡

手術後1週間以内に「強い眼痛」「急な視力低下」「充血・目やにの増加」がある場合は、感染症のサインの可能性があります。術後の緊急連絡先をお渡ししますので、迷わずご連絡ください。

執刀医・実績

相模原眼科 院長 岡野 喜一朗

執刀医:院長 岡野 喜一朗(日本眼科学会 眼科専門医)

大学病院・関連施設で白内障手術の研鑽を積み、多数の症例を執刀してまいりました。複数メーカーの多焦点レンズに精通し、患者さま一人ひとりの生活に寄り添う提案を重視しています。

所属学会:日本眼科学会/日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)/日本臨床眼科学会

RESULT 01 豊富な症例実績

院長が執刀する白内障手術は多数の症例を重ねており、合併症リスクの軽減を目指したオペレーション体制を構築しています。

RESULT 02 多焦点レンズ対応

複数メーカーの多焦点レンズから、患者さまの乱視・生活スタイルに合う1枚をご提案します。無理なおすすめはいたしません。

RESULT 03 術前・術後のカウンセリング重視

生活習慣・お仕事・趣味を丁寧にうかがい、納得いただいたうえで手術を決定します。気になる点は遠慮なくお尋ねください。

RESULT 04 術後サポート体制

術後の不安に対応するため、緊急時の連絡先をご案内しています。術後1ヶ月間は密にフォローしますので、ご安心ください。

よくあるご質問

白内障手術について、患者さまからよくいただくご質問にお答えします。個別のご相談は診察時にお気軽にお尋ねください。
Q. 白内障手術の費用はいくらですか?
A. 保険適用の単焦点レンズの場合、1割負担で約15,000〜18,000円、3割負担で約45,000〜55,000円(片眼・当日自己負担額の目安・2026年4月時点)です。多焦点レンズは選定療養で、レンズ差額の追加自己負担が発生します。高額療養費制度の対象となる場合、実質負担を抑えられます。正確な費用は診察時にご説明します。
Q. 手術は痛みますか?
A. 点眼麻酔を使用するため、痛みはほとんどありません。術中に感じるのは明るい光と水の流れる感覚程度です。緊張が強い方には笑気麻酔(鼻から吸入する麻酔ガス)もご用意していますので、診察時にご相談ください。
Q. 日帰りで本当に大丈夫ですか?
A. はい。手術後は院内で30〜60分休憩し、状態を確認してから帰宅していただきます。ご家族の送迎があれば当日の移動も問題ありません。翌日の検診でも状態を確認します。
Q. 単焦点と多焦点はどちらがよいですか?
A. 生活スタイルによって最適解が変わります。眼鏡使用に抵抗がなくクリアさを重視する方には単焦点、眼鏡をできるだけ外したい方には多焦点が向きます。乱視・角膜形状・生活習慣を総合的にうかがいながら、医師が一緒にご提案します。
Q. 手術後はいつから仕事ができますか?
A. デスクワークなら翌日〜2日目から、屋外作業や運転は1週間以降が目安です。患者さまの回復状況と職種により医師が個別に判断しますので、ご相談ください。
Q. 両眼を一度に手術できますか?
A. 相模原眼科では安全性を重視し、片眼ずつ日を分けて手術を行います。通常は1〜4週間空けて反対眼を手術します。
Q. 乱視があっても手術はできますか?
A. 乱視がある方には乱視矯正(トーリック)レンズもご用意しています。術前の角膜形状解析で乱視の度合いを確認し、適したレンズをご提案します。
Q. 術後にドライアイが悪化することはありますか?
A. 手術直後は一時的にドライアイ症状が強く感じられることがあります。術前から目の状態を確認し、必要に応じてドライアイ治療を併用します。術後も点眼でサポートしますのでご相談ください。

まず白内障について詳しく知りたい方は

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白内障の症状・原因・進行リスク・検査の内容については、診療内容ページにわかりやすくまとめています。「自分は白内障なのだろうか」と気になる方はまずそちらをご覧ください。