目の病気に関するお悩み
白内障
目次
こんな症状・お悩みはありませんか?
白内障の初期症状は、年齢や疲れのせいと思われがちで、見過ごされやすい病気です。以下のチェック項目に3つ以上当てはまる場合は、一度眼科での診察をおすすめします。
- 最近、目がかすんで細かい字が読みにくい
- 晴れた日の屋外や夜間のヘッドライトがまぶしく感じる
- 眼鏡を作り直しても、以前ほどよく見えない
- ものが二重・三重にダブって見えることがある
- 遠くも近くも全体的にぼやける感覚がある
- 色がくすんで見える/白が黄ばんで見える
- テレビの字幕や信号機の判別がしにくくなった
3つ以上当てはまる方は、白内障の可能性があります。早めの検査で進行度を確認できますので、気になる症状がある方は相模原眼科までご相談ください。
白内障とは

白内障(はくないしょう)とは、目のレンズの役割を果たす「水晶体」というタンパク質の組織が、加齢などの影響で濁り、視力が低下する病気です。カメラに例えると、レンズが曇ってピントが合わなくなった状態にあたります。
水晶体は本来ガラスのように透明で、外から入ってきた光をピントを合わせて網膜に届けます。しかし加齢とともに水晶体のタンパク質が変性し、白く濁っていきます。この濁りが視界全体に影響するのが白内障です。
水晶体は本来ガラスのように透明で、外から入ってきた光をピントを合わせて網膜に届けます。しかし加齢とともに水晶体のタンパク質が変性し、白く濁っていきます。この濁りが視界全体に影響するのが白内障です。
疫学調査では、50代で約37〜54%、60代で約66〜83%、70代で約84〜97%、80代ではほぼ100%の方に白内障の所見が確認されています。つまり、年齢を重ねれば誰にでも起こりうる、非常に身近な病気です。
老眼との違い
「近くが見えにくい」という点で老眼と白内障は混同されやすい病気です。しかし原因もアプローチも異なります。
| 項目 | 老眼 | 白内障 |
|---|---|---|
| 原因 | 水晶体の弾力性低下(ピント調節力の低下) | 水晶体の混濁(タンパク変性) |
| 主な症状 | 近くが見えにくい | かすむ/まぶしい/視力低下/ダブって見える |
| 発症年齢 | 40代ごろから | 50代ごろから(若年発症もあり) |
| 進行 | 緩やかに進行 | 徐々に進行し、視力低下を招く |
| 対処方法 | 老眼鏡・累進レンズ・多焦点コンタクト等 | 点眼(進行抑制)/手術(根本治療) |
老眼と白内障は併発することも多く、見え方だけでは判別が難しい場合があります。検査で水晶体の状態を確認することで、正確な原因を特定できます。
白内障の原因・発症リスク

白内障の最も大きな原因は「加齢」ですが、加齢以外にも発症を早める要因があります。ご自身に当てはまる項目があるか確認しましょう。生活習慣や全身疾患によっても発症時期は変わります。
Risk 01 加齢(加齢性白内障)
最も頻度が高い原因です。水晶体のタンパク質は年月とともに酸化・変性していき、50代以降に急速に増加します。加齢は誰にも避けられない要因であり、白内障の大半はこの加齢性白内障に分類されます。
Risk 02 紫外線
長年の紫外線曝露は水晶体タンパクを変性させます。屋外活動が多い方、野外スポーツ・ガーデニング・農作業などを長年されている方は、UVカット眼鏡やつばのある帽子での対策が有効です。
Risk 03 糖尿病
糖尿病のある方は、通常より10年ほど早く白内障を発症する傾向があります。高血糖状態が水晶体の代謝に影響を及ぼすためで、血糖コントロールと定期的な眼科検診が重要です。糖尿病網膜症と合併するケースもあり、網膜状態の確認も欠かせません。
Risk 04 ステロイド薬の長期使用
膠原病・喘息・アトピー性皮膚炎などの治療で長期ステロイドを使用している方は、若年でも後嚢下白内障を発症することがあります。内服・点眼・吸入・外用など投与経路を問わずリスクがあるため、主治医と相談しながら必要最小限で使用することが大切です。
Risk 05 外傷・目の手術歴
目を強く打ったり、過去に硝子体手術など目の手術を受けたことがある場合、外傷性・続発性白内障を発症することがあります。受傷直後に症状がなくても、数年後に白内障として現れることもあるため、目の手術歴や外傷歴は必ず診察時にお伝えください。
Risk 06 遺伝・先天性
まれに生まれつき水晶体が濁っている先天性白内障もあります。小児の場合は視力の発達に影響するため、弱視予防の観点から早期診断・治療が重要です。家族歴のある方は、お子さまの見え方の変化に早めに気づいてあげることが大切です。
進行と失明リスク — 放置するとどうなる?
白内障は、数ヶ月〜数十年かけてゆっくり進行する病気です。以下のように段階を追って視機能が低下していきます。
| 進行度 | 見え方の変化 | 日常生活への影響 |
|---|---|---|
| 初期 | 時々かすむ/まぶしく感じる | ほぼ支障なし。眼鏡処方で対応できることも |
| 中期 | 全体的にぼやける/眼鏡でも視力が出にくい | 夜間運転が怖い、細かい作業がしにくい |
| 進行期 | 視力0.3以下/ダブって見える | 運転免許の更新に影響/日常生活に支障 |
| 末期 | 水晶体が真っ白/光の有無だけ分かる | 急性緑内障発作・失明のリスク |
末期まで放置すると、急性緑内障発作を起こすリスクが上がります。激しい眼痛・頭痛・吐き気を伴い、早期に対応しないと失明に至ることもある救急疾患です。運転免許の視力基準(両眼0.7)を満たせなくなる前に、計画的な治療をご検討ください。
検査の内容と流れ

白内障の診断は、以下の検査を組み合わせて進行度や他の眼疾患の有無を確認します。すべて痛みを伴わない検査です。初診の所要時間は60〜90分程度を見込んでいます。
STEP1
視力検査・屈折検査

現在の裸眼・矯正視力を測定します。眼鏡を変えても見えにくい場合は白内障を疑い、より詳しい検査に進みます。
STEP2
細隙灯顕微鏡検査

水晶体の濁り方・位置・進行度を顕微鏡で直接観察します。白内障のタイプ(皮質・核・後嚢下)を判定し、治療方針を決める上で重要な検査です。
STEP3
眼圧検査

緑内障の有無を確認します。白内障が進むと眼圧が上がりやすくなる場合があるため、併発の確認は欠かせません。
STEP4
眼底検査

散瞳剤で瞳孔を広げ、網膜や視神経の状態を確認します。加齢黄斑変性や糖尿病網膜症などを見逃さないための重要な検査です。散瞳後3〜5時間はまぶしさが続きますので、車・バイクでのご来院はお控えください。
STEP5
手術適応の判定・ご説明

検査結果をもとに、手術が必要かどうか、どの眼内レンズが適するか、費用の目安を医師がご説明します。ご不明点はこのタイミングでお尋ねください。
治療方法の選択肢
白内障の治療は、進行度によって「点眼による進行抑制」または「手術」の二択となります。一度濁った水晶体を元に戻せる薬はなく、視力低下が日常生活に影響する段階では、手術が根本的な治療となります。
① 点眼薬による進行抑制(初期)
初期で日常生活に支障がない場合は、ピレノキシン製剤やグルタチオン点眼などで進行を遅らせます。点眼で濁りが改善することはありませんが、手術時期を遅らせる目的で使用します。経過を観察しながら、必要に応じて手術をご検討いただきます。
② 白内障手術(中期以降の根本治療)

濁った水晶体を超音波で砕いて吸引し、そのスペースに人工の眼内レンズ(IOL)を挿入する手術です。日本では年間150万件以上行われている、確立された眼科手術です。
- 所要時間:片眼あたり約10〜20分
- 麻酔:点眼麻酔(痛みはほとんどありません)
- 入院:不要(日帰り手術)
- 保険適用:あり(単焦点レンズ)/選定療養:多焦点レンズ
費用・レンズの違い・日帰り手術の流れ・合併症などの詳細は、白内障手術専用ページにまとめています。手術を具体的にご検討中の方はそちらをご参照ください。
白内障の予防とセルフケア
白内障は加齢による変化のため完全に予防することはできませんが、発症を遅らせることは可能です。以下のポイントを日常生活に取り入れましょう。
- 紫外線対策:外出時はUVカットのサングラス・眼鏡・つばのある帽子を着用する
- 禁煙:喫煙は白内障の発症リスクを高めることが報告されています
- 抗酸化食品の摂取:ルテイン・ビタミンC/E・ポリフェノールを含む野菜・果物を積極的に
- 血糖コントロール:糖尿病のある方はHbA1c管理で目の老化を遅らせる
- ステロイド長期使用の見直し:主治医と相談し必要最小限で使用する
- 年1回の眼科検診:50歳以降は症状がなくても年1回の検査を
相模原眼科が選ばれる理由

監修医師:院長 岡野 喜一朗(日本眼科学会 眼科専門医)
白内障手術を中心に、多数の症例を執刀してまいりました。単焦点・多焦点の眼内レンズ双方に精通し、患者さま一人ひとりのライフスタイルに合うレンズを一緒に選ぶことを大切にしています。
所属学会:日本眼科学会/日本白内障屈折矯正手術学会(JSCRS)/日本臨床眼科学会
POINT 01 地域で日帰り手術に対応
小田急相模原駅近くで日帰り白内障手術に対応しています。入院不要で、ご家族の送迎があれば手術当日にご帰宅いただけます。座間・海老名・相模大野・相武台など周辺地域からもアクセスしやすい立地です。
POINT 02 多数の症例実績
院長が執刀する白内障手術は、大学病院・関連施設での研鑽を経た経験に基づき、多数の症例を重ねてきました。合併症リスクの軽減を目指したプロトコルで安心の手術を提供しています。
POINT 03 多焦点レンズの選択肢
眼鏡依存度を減らしたい方のために、複数メーカー・グレードの多焦点眼内レンズ(選定療養)をご用意しています。乱視・角膜形状・生活スタイルを総合的に判断し、最適なレンズをご提案します。
POINT 04 診察から手術・術後フォローまで院内完結
初診・検査・手術・術後フォローまで、同じ医師が一貫して対応します。紹介先への通院負担がなく、患者さまの不安軽減につながります。
よくあるご質問
白内障の症状・検査・治療について、患者さまからよくいただくご質問にお答えします。個別のご相談は診察時にお気軽にお尋ねください。
- Q. 白内障はどんな症状から始まりますか?
- A. 最初は「まぶしい」「目がかすむ」「近くがぼやける」など、軽い見えにくさから始まります。進行すると眼鏡を変えても視力が出にくくなり、夜間運転や読書に支障が出ます。違和感を感じた段階で一度眼科での検査をおすすめします。
- Q. 白内障は目薬で治せますか?
- A. 現時点で、濁った水晶体を元に戻せる点眼薬はありません。点眼薬はあくまで進行を遅らせる目的で使用されます。視力低下が日常生活に影響する段階では、手術が根本的な治療となります。
- Q. 放置するとどうなりますか?
- A. 白内障を放置すると、徐々に水晶体が硬く真っ白になり、最終的には光の有無が分かる程度まで視力が低下します。また、急性緑内障発作の原因となり、失明のリスクにつながることもあるため、早めの診察をおすすめします。
- Q. 何歳から白内障になりますか?
- A. 加齢性白内障は一般的に50代から水晶体の変化が始まり、70代では約80%、80代ではほぼ100%の方に所見が見られます。糖尿病やステロイド使用歴のある方は、30〜40代でも発症することがあります。
- Q. 白内障の検査は痛みがありますか?
- A. 白内障の基本検査は痛みを伴いません。視力検査、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査などで構成され、散瞳剤を使った場合のみ数時間まぶしさが続きます。検査後の車・バイクの運転は避けていただいています。
- Q. 老眼と白内障はどう違いますか?
- A. 老眼は水晶体の弾力性が低下してピント調節力が落ちる状態、白内障は水晶体そのものが濁る病気です。近くが見えにくい点は似ていますが、原因が異なるため対処も異なります。両方を併発している方も多く、検査で見極めることが大切です。
- Q. 白内障は両目同時に進みますか?
- A. 多くの場合、白内障は両眼に生じますが、進行具合には左右差があります。片眼だけ見えにくいと感じる場合でも、反対眼にも所見があることが多いため、両眼の状態を確認します。
- Q. 相模原駅・座間駅・海老名駅からどのくらいですか?
- A. 小田急線「小田急相模原駅」から徒歩5分です。座間・海老名・相模大野・相武台など周辺各駅からアクセス良好で、駐車場もございます。
白内障でお悩みの方は、まず検査からご予約ください
「目がかすむ」「まぶしい」は、加齢のせいではなく白内障のサインかもしれません。早めの検査で、治療の選択肢が広がります。お気軽にご相談ください。
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